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2025/05/22

【高齢者支援】後悔しない遺言書の作り方|種類・費用・注意点まで徹底網羅

神戸の行政書士による高齢者サポート
神戸の行政書士 高齢者 法律 手続き 遺言 公正証書 相続

神戸市中央区にある行政書士事務所の、REC+(レクタス)行政書士事務所です。


「そろそろ自分のもしも」を考える時、真っ先に思い浮かぶのが「遺言書」ではないでしょうか。

「書きたいけれど、何から始めればいいか分からない」

「種類がたくさんあって、どれがいいのか迷う」


そんなお悩みをお持ちの方へ。


この記事では、年間多くのお客様の遺言書作成をサポートするREC+(レクタス)]行政書士事務所が、後悔しない遺言書の作り方について、種類、費用、注意点まで分かりやすく徹底解説します。


最後までお読みいただければ、あなたに最適な遺言書の形が見つかり、安心して未来の準備を始めることができるでしょう。

1. なぜ今、遺言書が必要なのか?その重要性

「うちは家族仲が良いから」
「財産がそんなにないから」

そう思って、遺言書作成を先延ばしにしていませんか?

実は、遺言書がないばかりに、残されたご家族が予期せぬトラブルに巻き込まれるケースは少なくありません。


①「争族」を未然に防ぐ
 遺言書がない場合、相続人全員で遺産分割協議を行う必要があります。
しかし、お金が絡むと、それまで仲の良1かった家族でも意見が対立し、「争族」に発展してしまうことがあります。遺言書で明確な意思を示しておけば、こうした争いを未然に防ぎ、ご家族の負担を大きく軽減できます。

②希望通りの財産分配
 法定相続分というものがありますが、必ずしもあなたの希望と一致するとは限りません。
例えば、「お世話になった長男に多く残したい」「孫にも財産を分け与えたい」といった特定の希望がある場合、遺言書がなければ実現できません。

③円滑な手続きの実現
 遺言書があれば、相続手続きがスムーズに進みます。遺言書がない場合、戸籍謄本を多数集めたり、相続人全員の実印が必要になったりと、多くの手間と時間がかかります。

④内縁の妻や特定の団体への遺贈
 法定相続人ではない内縁の妻や、お世話になった慈善団体などに財産を遺贈したい場合、遺言書は不可欠です。

遺言書は、あなた自身の最後の意思を伝え、残されたご家族への「思いやり」の形なのです。

2. 遺言書の種類とそれぞれのメリット・デメリット

遺言書には、主に3つの種類があります。それぞれの特徴を理解し、あなたに最適な方法を選びましょう。

2-1. 自筆証書遺言(自分で書く遺言書)
最も手軽に作成できる遺言書です。

<メリット>
・費用がかからない: 紙とペンがあれば作成できます。
・いつでも作成・修正可能: 気軽に書き直すことができます。
・内容を秘密にできる: 誰にも知られずに作成できます。

<デメリット>
・方式不備のリスク: 民法で定められた要件(全文自筆、日付、氏名、押印など)を満たしていないと無効になる可能性があります。
・紛失・隠匿・改ざんのリスク: 自宅で保管するため、紛失したり、悪意のある人に改ざんされたりする危険性があります。
・検認手続きが必要: 家庭裁判所の検認手続きを経る必要があるため、相続開始後に時間がかかります。
・遺言能力の疑義: 後から遺言書作成時の判断能力が問題視される可能性があります。

<こんな方におすすめ>

・費用をかけずに手軽に作成したい方
・遺言の内容を秘密にしておきたい方

2-2. 公正証書遺言(公証役場で作成する遺言書)
公証人が作成に関与する、最も確実な遺言書です。

<メリット>
・方式不備の心配がない: 法律の専門家である公証人が作成するため、方式不備で無効になる心配がありません。
・原本が公証役場に保管される: 紛失・隠匿・改ざんの心配がありません。
・検認手続きが不要: 相続開始後、すぐに遺言書の内容を実行できます。
・高い証拠力: 遺言能力についても、公証人が判断するため、後から争いになるリスクが低いと言えます。

<デメリット>
・費用がかかる: 公証役場手数料や、証人2名の手配費用(当事務所で手配可能)が発生します。
・証人が必要: 証人2名が必要となります。身近な人に頼みにくい場合は、行政書士などの専門家に依頼することも可能です。
・作成に時間がかかる: 公証人との打ち合わせや、必要書類の準備に時間がかかります。

<こんな方におすすめ>
・確実に遺言書を残したい方
・紛争を避けたい方
・遺言能力に不安がある方

2-3. 秘密証書遺言(内容を秘密にしたまま公証役場に提出する遺言書)
自筆証書遺言と公正証書遺言の中間に位置する遺言書です。

<メリット>
・内容を秘密にできる: 遺言書の内容を公証人や証人にも知られずに作成できます。
・偽造・変造防止: 公証人が存在を証明するため、偽造や変造を防げます。

<デメリット>
・方式不備のリスク: 遺言書の内容自体は公証人が確認しないため、方式不備で無効になる可能性があります。
・検認手続きが必要: 自筆証書遺言と同様に、家庭裁判所の検認手続きが必要です。
・保管は自分で行う: 公証役場では保管してくれません。

<こんな方におすすめ>
遺言の内容を秘密にしたいが、遺言の存在を公的に証明したい方
自筆証書遺言の紛失・改ざんリスクを避けたい方

3. 後悔しない遺言書の方式は「公正証書遺言」

当事務所が最もおすすめするのは「公正証書遺言」です。

その理由は、何よりも「確実性」と「安心感」にあります。

遺言書は、あなたの最後の意思を伝える非常に重要な書類です。せっかく作成しても、方式不備で無効になったり、紛失・改ざんされたりしては元も子もありません。

公正証書遺言であれば、法律の専門家である公証人が関与し、原本が公証役場に保管されるため、そのような心配は一切不要です。残されたご家族も、安心して相続手続きを進めることができます。

「費用がかかる」「証人を用意するのが面倒」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、長い目で見た時の安心感と、ご家族の負担軽減を考えれば、決して高い買い物ではないはずです。

当事務所では、公正証書遺言の作成に必要な書類の収集から、公証人との打ち合わせ、証人の手配まで、トータルでサポートさせていただきますのでご安心ください。

4. 遺言書作成の流れと行政書士ができること

遺言書作成は、専門的な知識と経験が必要です。行政書士に依頼することで、スムーズかつ確実に作成を進めることができます。

一般的な遺言書作成の流れと、行政書士ができることは以下の通りです。

①ご相談・ヒアリング
お客様の財産状況、家族構成、希望する内容などを詳しくお伺いします。
遺言書作成の目的や背景を丁寧にヒアリングし、最適な方式をご提案します。
行政書士は、お客様の意思を正確に汲み取り、法的有効性のある遺言書を作成するためのアドバイスを行います。

②相続財産の調査・確定
不動産、預貯金、株式などの財産状況を正確に把握し、リスト化します。
相続人や受遺者の特定を行います。

③遺言書の内容作成(原案作成)
ヒアリング内容に基づき、お客様の意向を反映した遺言書の原案を作成します。
専門用語を使わず、分かりやすい言葉で丁寧に説明いたします。
遺留分など、法的要件を考慮したアドバイスを行います。

④必要書類の収集支援
戸籍謄本、住民票、不動産の登記事項証明書、固定資産評価証明書など、公正証書遺言作成に必要な書類の収集をサポートします。

⑤公正証書遺言の場合
公証人との打ち合わせ・証人手配:
行政書士が公証役場との連絡調整を行い、打ち合わせに同席することも可能です。
証人がいない場合は、行政書士が証人となることも可能です(別途費用が発生する場合があります)。

⑥遺言書の完成・引き渡し
完成した遺言書の内容を最終確認し、お客様にお渡しします。
保管方法についてもアドバイスいたします。

⑦死後事務委任契約などのご提案(必要に応じて)
遺言書だけでなく、死後の手続きに関する不安を解消するため、死後事務委任契約など、関連する他の契約についてもご提案できます。
行政書士は、お客様の「もしも」を支える法律の専門家です。複雑な手続きや法的要件に不安を感じる方は、ぜひ一度ご相談ください。


5. 遺言書作成時の注意点とよくある質問

①遺留分に配慮する
 法定相続人には「遺留分」という最低限の遺産を受け取る権利があります。遺留分を侵害する内容の遺言書を作成すると、後々トラブルになる可能性がありますので、専門家にご相談ください。

②財産状況を正確に把握する
 遺言書に記載する財産は、漏れなく正確に把握しておく必要があります。

③定期的な見直し
 家族構成の変化や財産の増減など、状況が変わった場合は、遺言書の内容を見直すことをおすすめします。

④遺言能力
 遺言書を作成する際には、ご自身で判断できる能力(遺言能力)が必要です。高齢の方など、判断能力に不安がある場合は、早めに作成を検討しましょう。

Q. 遺言書は何歳から作成できますか?
A. 満15歳以上であれば作成可能です。

Q. 遺言書はどこに保管すればいいですか?
A. 自筆証書遺言の場合、法務局の保管制度を利用するか、信頼できる人に預ける、貸金庫に入れるなどの方法があります。公正証書遺言の場合は、公証役場で保管されるため安心です。

Q. 遺言書作成にはどれくらいの期間がかかりますか?
A. 自筆証書遺言であれば数時間~数日、公正証書遺言であれば、準備期間を含め数週間~1ヶ月程度が目安となります。

6. まとめ:あなたの「思い」を形にするために
遺言書は、あなたの人生の集大成であり、残されたご家族への「最後のメッセージ」です。

「まだ早い」「うちは大丈夫」

そう思わずに、今から真剣に考えてみませんか?

REC+(レクタス)行政書士事務所では、お客様一人ひとりの状況に寄り添い、最適な遺言書作成をサポートいたします。

初回のご相談は無料です。どうぞお気軽にお問い合わせください。


「何から始めればいいかわからない」
「誰に相談したらいいかわからない」
といったお悩みを抱える方は、ぜひ当事務所にご相談ください。
専門知識と丁寧なサポートで神戸の皆様の充実したライフプランを実現するためにお手伝いをさせていただきます。

初回相談は無料です。まずはお気軽にお問い合わせください。

【当事務所の強み】

①神戸地域に密着したサポート: 地元の事情に精通した行政書士が対応いたします。
②丁寧なヒアリングと分かりやすい説明: お客様の状況を丁寧に伺い、複雑な手続きも分かりやすくご説明いたします。
③各種専門家との連携: 税理士や司法書士など、他の専門家とも連携し、ワンストップでサポートいたします。

もし、少しでも不安なことや困っていることがございましたら、お気軽にご相談ください。

重要なことはご自身に沿った適切な手続きをすることであり、当事務所はその伴奏支援をすることを職務としています。

こんなこと相談してもいいのだろうかとお思いの状態でも結構です。まずは専門家であるREC+行政書士事務所にご相談いかがでしょうか。

まずは、下記よりお問い合わせください。



REC+行政書士事務所は神戸市中央区元町にある行政書士事務所です。
当事務所はスピード感のある対応を心掛け、お客様に寄り添ってご相談に柔軟に対応致します。
個人様に関しては相続・遺産承継 や遺言作成、生前贈与手続き信託について、法人様については建設業許可申請 、宅地建物取引業免許申請 、法人設立など、様々な業務に対応致します。
これからもよろしくお願いします。

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