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2025/05/17

【高齢者支援】おひとり様の終活をサポート!死後事務委任契約とは?メリット・デメリットを解説

神戸の行政書士による高齢者の法務
神戸の行政書士 死後事務委任毛役 高齢者の法務

神戸市中央区にある行政書士事務所の、REC+行政書士事務所です。


人生の終末期、そしてその後のことまで、ご自身の意思を託せる「死後事務委任契約」が近年注目を集めています。


神戸の皆様の法務をサポートするREC+(レクタス)行政書士事務所が、この死後事務委任契約について、制度の概要から、どのような方が契約を検討すべきか、そしてそのメリット・デメリットまでを、分かりやすく解説いたします。

死後事務委任契約とは?
~亡くなった後の手続きを信頼できる人に託す契約~

死後事務委任契約とは、ご自身の生前に、亡くなった後の葬儀、納骨、遺品整理、行政手続きなど、様々な事務手続きを、信頼できる第三者(親族、友人、弁護士、司法書士、行政書士などの専門家、法人など)に委任する契約です。

核家族化や非婚化が進む現代において、身寄りのない方や、親族に負担をかけたくないという方が、ご自身の尊厳を守り、希望する形で最期を迎えるための重要な選択肢となります。

具体的に委任できる事務の例は以下の通りです。

①葬儀・納骨に関する事務
 葬儀の手配、連絡、費用の支払い、納骨の手続き、墓地の管理など

②遺品整理に関する事務
 遺品の整理、処分、形見分けなど

③行政手続き
 死亡届の提出、年金・保険の手続き、公共料金の精算、不動産の管理・処分など

④その他
 関係者への連絡、ペットの世話、SNSアカウントの削除など

どんな人が死後事務委任契約を検討すべき?
~このようなお悩みをお持ちの方へ~

以下のようなお悩みや状況にある方は、死後事務委任契約を検討することをおすすめします。

①お一人暮らしの方、身寄りのない方
 亡くなった後の手続きを誰に頼めば良いか不安を感じている方。

②親族が遠方に住んでいる、または高齢であるなど、負担をかけたくない方
 ご自身の死後の手続きで親族に苦労をかけたくないと考える方。

③自身の希望する葬儀や納骨の方法がある方
 自分の意思を反映した形で最期を迎えたいと願う方。

④遺品整理や家財の処分について、希望するやり方がある方
 大切な遺品をどのように扱ってほしいか希望がある方。

⑤ペットを飼っている方
 自分が亡くなった後のペットの世話を託したい方。

⑥終活を積極的に行いたいと考えている方
 生前に自分の人生の終末についてきちんと準備しておきたい方。

⑦成年後見制度の利用を検討している方、または利用に至らない段階で、死後の事務についても備えておきたい方
 成年後見制度は本人の生存中の財産管理や身上監護を目的とするため、死後の事務は対象外です。判断能力が低下する前に、死後事務委任契約を検討する必要があります。

死後事務委任契約のメリット
~生前の安心と死後の尊厳を守る~

死後事務委任契約には、以下のようなメリットがあります。

①自分の意思を反映できる
 葬儀や納骨の方法、遺品整理など、自分の希望する形で最期を迎えることができます。

②信頼できる人に託せる安心感
 親族や友人、専門家など、自分が信頼できる人に死後の事務を託すことで、安心感を得られます。

③親族への負担を軽減できる
 身寄りのない方だけでなく、親族がいる場合でも、手続きの負担を軽減することができます。

④孤独死後の対応もスムーズに
 孤独死の場合でも、事前に契約を結んでおくことで、発見後の手続きや遺品整理などがスムーズに行われます。

⑤終活の一環として精神的な安定につながる
 生前に死後のことを決めておくことで、漠然とした不安から解放され、精神的な安定につながります。

⑥成年後見制度では対応できない事務を委任できる
 成年後見制度は本人の生存中の支援が目的であり、死後の事務には対応できません。

⑦ペットの託し先を確保できる
 ペットを飼っている場合、自分が亡くなった後の世話を委任することができます。

死後事務委任契約のデメリット・注意点
~契約前に理解しておくべきこと~

一方で、死後事務委任契約には以下のようなデメリットや注意点もあります。

①受任者の負担
 受任者には、精神的・時間的な負担がかかります。事前に十分に話し合い、理解と同意を得ておくことが重要です。

②費用がかかる
 受任者への報酬や、事務手続きにかかる費用が発生します。事前に見積もりなどを確認しておく必要があります。

③受任者の選定が重要
 信頼できる人物を選ぶことが最も重要です。契約後のトラブルを避けるため、慎重に選定しましょう。

④契約内容を明確にする必要性
 委任する事務の範囲や内容、報酬などを具体的に契約書に明記する必要があります。

⑤遺言書との連携も考慮する必要がある
 遺産分割などについては遺言書で定める必要があるため、死後事務委任契約と遺言書を合わせて検討することが望ましいです。

⑥監督機能がない場合がある
 成年後見制度のような監督機能はありません。必要に応じて、第三者を監督者とする契約を結ぶことも検討できます。

⑦契約後の状況変化への対応
 契約後に状況が変化した場合(受任者の状況変化など)、契約の見直しや再契約が必要になることがあります。

まとめ
~死後事務委任契約で、自分らしい最期を迎える準備を~

死後事務委任契約は、おひとり様の方や、ご自身の意思を尊重した形で最期を迎えたいと願う方にとって、重要な選択肢の一つです。

神戸のREC+(レクタス)行政書士事務所では、死後事務委任契約に関するご相談から、お客様のご希望に沿った契約書作成まで、親身になってサポートさせていただきます。「終活について考え始めた」「身寄りがなく、死後の手続きが不安」という方は、まずはお気軽にご相談ください。


・高齢になってきてご自身のことが心配な方
・今は元気だけど今後のことが心配な方
・お住まいを遠く離れているご両親をお持ちの方

今後の皆様の人生のライフプランを安全安心に実現するためにも専門家に依頼することは有益ではないでしょうか。

「何から始めればいいかわからない」
「誰に相談したらいいかわからない」
といったお悩みを抱える方は、ぜひ当事務所にご相談ください。
専門知識と丁寧なサポートで神戸の皆様の充実したライフプランを実現するためにお手伝いをさせていただきます。

初回相談は無料です。まずはお気軽にお問い合わせください。

【当事務所の強み】

①神戸地域に密着したサポート: 地元の事情に精通した行政書士が対応いたします。
②丁寧なヒアリングと分かりやすい説明: お客様の状況を丁寧に伺い、複雑な手続きも分かりやすくご説明いたします。
③各種専門家との連携: 税理士や司法書士など、他の専門家とも連携し、ワンストップでサポートいたします。

もし、少しでも不安なことや困っていることがございましたら、お気軽にご相談ください。

重要なことはご自身に沿った適切な手続きをすることであり、当事務所はその伴奏支援をすることを職務としています。

こんなこと相談してもいいのだろうかとお思いの状態でも結構です。まずは専門家であるREC+行政書士事務所にご相談いかがでしょうか。

まずは、下記よりお問い合わせください。



REC+行政書士事務所は神戸市中央区元町にある行政書士事務所です。
当事務所はスピード感のある対応を心掛け、お客様に寄り添ってご相談に柔軟に対応致します。
個人様に関しては相続・遺産承継 や遺言作成、生前贈与手続き信託について、法人様については建設業許可申請 、宅地建物取引業免許申請 、法人設立など、様々な業務に対応致します。
これからもよろしくお願いします。

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